2012年6月19日火曜日

マッタクおっしゃるとおりです!

 

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危険な無謀運転の自転車とモンゴルの大草原。12年6月13日

散歩帰り、御諏訪神社横の宮の坂にパトカーが2台が停車して、5,6人の警官が植え込みの中を捜査していた。

重大事件だと思い、見物していた顔見知りの宮司に聞いた。

「ヘビがそこの坂にいてね、それを自転車の小母さんが轢いたらしいんだ。」

宮司は、その小母さんが、子供がヘビに噛み付かれたら危険だから駆除するように警察に通報した、と話していた。

大きさと色合いから青大将のようだ。


「大怪我させられた上に逮捕とは可哀想に。」

ヘビに同情すると、見物していた小母さんたちにジロリと睨まれた。

最近、社会が病的にリスクを恐れるようになった。

絶対安全を願うあまり、ほんの僅かでも我が身に危険が及ぶとなると金切り声を上げて排除する。

逮捕されようとしていた青大将は古い民家の床下でネズミを捕って細々と東京で生き残って来た大人しいヘビだ。それなのに、大けがさせられた上に凶悪犯人扱いされ、可哀想でならなかった。

その青大将より、急坂でブレーキをかけずに猛スピードで駆け下りる小母さん自転車の方が1万倍は危険だ。

時には幼稚園生を同乗させてぶっ飛ばす若い母親もいる。もし通行人にぶつかって転び子供が大怪我でもしたら、理不尽に被害者が恨まれることになる。

母の車椅子を押している頃、幾度となく背後から、肩に触れる程にすれすれに追い抜かれ冷やりとした。

知人のお婆さんは、小母さん自転車に背後からぶつけられ、大腿骨骨折して寝たっきりになった。その犯人は助け起こしもせずに逃げ、今も捕まらないままだ。


今日は午前中、新河岸川向こうの病院へ行った。病院は去年暮れインフルエンザの予防接種に行って以来だ。

個展前の制作で寝付きが悪いので、優しい女医さんに催眠剤を処方してもらった。

母の介護をしている頃、医院の医師たちに往診を頼んでいた。

「お元気そうで、良かったわ。」

受診が終わると、看護師さんたちが次々と声をかけてくれた。

この医院の看護師さんたちは昔の日活映画でてくるような健気で優しい人が多い。

母の終末期、看護師さんたちは毎日点滴に来てくれた。

「お一人で、お辛いことはありませんか。もしありましたらいつでも声をかけて下さい。」

若くて可愛い人から優しく声をかけられた時は涙がこぼれそうだった。

会計が終わるまで、待合室にあったアエラを読んだ。

米国発記事に自転車が不能や不感症の原因になるとあった。

殊に前傾姿勢のスボーツタイプはサドルが股間を強く圧迫するので、男性は性機能障害、女性には不感症が頻発し、米国ではその数300万人に及ぶようだ。

日本のED専門医でも、自転車起因ではとの相談が激増していると言う

強く圧迫しない形状のサドルを開発すれば、世界的なヒットを狙える。個展が終わったら真面目に考えてみることにした。

しかし、乗馬はもっと激しく圧迫しそうだが、カウボーイがそうだったとの話しは聞かない。

更に騎馬民族のモンゴルで、それが原因で人口減少したと言った話しは聞かない。

昔、モンゴルの民話「青いナムジル」の絵本を描いた時、日本に帰化したモンゴル人学者にモンゴルの生活について助言を求めたことがある。

その時、乗馬は太ももで乗るもので、腰をやや浮かせ気味にするのでその弊害ないと言っていた。なるほど、長い乗馬の歴史の中で、必然的にその乗馬法が生まれたのだろう。

彼は日本の大学で教鞭を取っているが、同時にモンゴル相撲の力士でもある。

彼がモンゴルで過ごした少年の頃、暑い夏は大草原の雲の陰を追って馬を縦横に走らせたと話してくれた。

そのスケールの大きな話しは楽しかった。それは私が子供の頃、漁師たちから聞いた大海原の話しに何となく似ていた。

画像は「青いナムジル」から・・ナムジルに横恋慕した金持ちの娘。

Namu_1

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