内モンゴル自治区オルドス市烏審旗ガロト鎮の複数の牧畜業者が、現地にある湖に中国石油天然気集団公司(CNPC)の長慶油田5-15-27AH蘇気油井
の汚水が流れ込んでいることで、家畜数百頭が死んだと訴えている。ガロト鎮の鎮長は、家畜が死んだ証拠が集まれば、汚染企業と接触すると話した。第一財経が伝えた。
牧畜業を営むある人は、「湖の水はもともときれいだった。油田の開発後、汚水がそのまま湖に排出されるようになり、水は黒く、臭くなった」と訴えている。現地の獣医に検査してもらったところ、死んだ羊は肺や肝臓、腎臓が腐っていたという。
牧畜業を営むある人は、「湖の水はもともときれいだった。油田の開発後、汚水がそのまま湖に排出されるようになり、水は黒く、臭くなった」と訴えている。現地の獣医に検査してもらったところ、死んだ羊は肺や肝臓、腎臓が腐っていたという。
この人物は羊400頭余りを飼っていたが、湖水の汚染によって149頭が死に、牛4頭も死んだとしている。経済的損失は約20万元(315万円)に上る。また父親も飼っていた羊500頭余りのうち、169頭が死んだ。
現地調査を行った中国環境化学研究院の趙章元研究員は、「オルドス市の烏審旗と鄂托克旗などの広い牧草地で、水源と植物が汚染され、多くの羊の群れが死ん だり、異常が出たりしている。地下水が汚染されており、体調が悪くなったという現地住民の訴えもある」と説明。「油井の掘削が現地で唯一の汚染源だ」と指 摘した。
(翻訳 金慧/編集翻訳 恩田有紀)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/350551/
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