国連環境計画(UNEP)は、2013年世界環境デー(WED)のホスト国は、気候変動の影響を受けながらもグリーン経済への移行に努めるモンゴルに決定したと発表した。
UNEPによると、モンゴルでは年間平均気温が過去70年で2℃以上上昇し、降水量も減少するなど気候が変動し、食糧や水資源、伝統的遊牧への負荷が増大している。しかし持続可能な未来を築くため行動を起こしており、砂漠化や 水不足を食い止める植樹や、青少年の環境意識向上プロジェクトなどを盛んに実施している。環境や伝統的遊牧民を保護するために、主要産業である鉱物資源の 採掘免許発行も2010年以降停止した。UNEPのシュタイナー事務局長は、「モンゴルはWEDのホスト国として、リーダーシップとビジョン、賢明な政策 と政治的意思が行動に移されれば、グリーン経済への移行は可能であることを世界に示してくれるだろう」と述べた。
WEDは、1972年の発足以降、世界の人々の環境意識を高め政治の行動を促す、国連の主要イベントとなっており、毎年6月5日を中心に各種行事が行われる。2013年WEDのテーマは、UNEPや国連食糧農業機関等が食品の廃棄削減のため2013年1月に立ち上げた活動の名と同じ「Think.Eat.Save. RudeuceYour Foodprint-考えて食べ節約し、食料廃棄を減らそう」に決まった。
【国連環境計画】
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