2013年9月20日金曜日

元朝青龍 FILA理事選出馬、日本協会もバックアップ

 大相撲の元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(32)が来年行われる国際レスリング連盟(FILA)の理事選挙に出馬することが18日、明 らかになった。同氏はモンゴルのレスリング協会名誉会長を務めていたが、今年4月からは実質的な権限を持つ会長に就任していた。ラロビッチ新会長の下で改 革を進めるFILAに新たな風を吹かせることができるか注目される。

 20年夏季五輪の実施競技に生き残ったレスリング界に、パワフルな“新戦力”が加わるかもしれない。レスリング関係者は来年の世界選手権(ウズベキスタ ン・タシケント)で行われるFILAの理事選挙にダグワドルジ氏が立候補することを明言。FILA副会長を務める日本協会の福田富昭会長も完全バックアッ プの考えで、当選する可能性は高いという。

 今年2月のIOC理事会の決定以降、FILAは改革を断行し、20年五輪に生き残ることに成 功した。しかし、ラロビッチ新会長下の体制はあくまで緊急事態でできたもの。現在25人の理事は、水面下で派閥争いを繰り広げているとされる。だからこそ 次回のFILA理事選挙は、今後を左右する重要なもの。そこに登場するのが元横綱だ。

 大相撲引退後は母国のレスリングの発展に尽力して きたダグワドルジ氏は、今年4月から実質的なトップに立ち、強化などに腐心しているという。今回の世界選手権は大会初日にモンゴル男子選手が7年ぶりにメ ダルを獲得し、スタンドで観戦した同氏は大喜び。トップとしての実績も残しつつある。

 同氏は日本の報道陣に「20年、東京五輪、おめで とう!!過去最大の選手団を連れて行くよ」と早くも7年後の五輪にも言及するなど、レスリングに対する情熱は土俵の上に勝るとも劣らない様子。夏季五輪の 中核競技入りを目指してさらなる改革を進めるFILAにとって、同氏は無視できない存在になるかもしれない。

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/09/19/kiji/K20130919006644560.html

1 件のコメント:

  1. 本人はこのような報道について否認するコメントを出しています↓

    http://www.medee.mn/main.php?eid=36775

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